現在日本はまさに「高齢化社会」を迎えており、医療・介護・福祉業界は一昔前と比べ需要が高くなるとともに、さまざまな側面においてその質の向上が求められる時代となっています。
近年行政の方針としても何らかの疾患を抱える高齢者の生活の場を「病院」から「地域」に変えようという変革が進められており、以前はいわゆる「療養型病院」で過ごしていたご高齢の方が、自宅や高齢者施設で過ごされるようになり、それに伴って地域における訪問診療医や訪問看護ステーション、訪問介護事業所などが充実してきました。その一方で私も医師として30年以上地域医療に携わってきた立場として、在宅医療をすすめる上での医療者側の認識と、医療・介護を受けられる高齢者の方々やご家族の認識のギャップなど、さまざまな地域医療における課題を実感してまいりました。
当法人の「CRAS」という名前は、ラテン語で「明日」という意味で、法人設立の際に「明日の医療を担う立場」になりたいという気持ちをこめて命名いたしました。老人ホームの「VITA」という名前は、同様にラテン語で「人生」「生活」「生命」という意味があります。
今回当法人にて「VITA」を開設した一番の目的は「最後まで充実した人生をおくる生活の場を提供したい」ということにあります。医療法人の運営する老人ホームとして、安心できる医療を提供したいという気持ちはもちろんですが、「最期が来るのを待つ場所」ではなく「最期まで人間らしい生活を送れる場所」を提供いたします。
これからも「医療法人CRAS 住宅型有料法人VITA」をよろしくお願いいたします。
私はこれまで「人生たのしく」をモットーに生きてまいりました。
気づけば我が子も成人してかなりの月日がながれ、孫も大きくなり自分自身の老いを感じる年齢になりました。
それでも私自身の気持ちは若い頃とかわらず「楽しく」生活しています。人は誰でも年をとりますが、人生の楽しみはどんな年齢でもいろいろあると思います。VITAではみなさんと楽しい生活が送れるように施設長として頑張りたいと思います。
これから入居を考えているかたも、ぜひお気軽にご相談ください。
施設見学も随時受け付けておりますので、お気軽におといあわせください。
入居者のみなさまの生活を誠心誠意をもってサポートいたします。